人生100年時代の社会人基礎力大賞
創価大学 経済学部経済学科

テーマ: 在宅介護者が精神的に健康で介護できる社会の実現を目指して
 本研究は精神的に健康で在宅介護できる社会の実現を目的とする。 2025年、日本は大介護時代を迎える。介護を必要とする人の増加に伴い、在宅介護者も増加するが、その約7割はストレスを抱え、深刻な介護うつや介護疲れが自殺につながってしまう場合もある。この課題解決に向けて、介護者の会や行政へのヒアリングを重ねる中で①時間②秘匿性③継続性を満たすストレス対処法が介護者に有効だと分かり、これらを包括する「カクノミ」というWEBサービスを開発した。実際に在宅介護者の方にもご使用いただき、ストレス軽減に寄与している。


人生100年時代の社会人基礎力準大賞
大阪工業大学 情報科学部情報知能学科

テーマ: AIシミュレーションによる危機管理対策を目指した地域コミュニティとの共創
 「ひらかたアイデアソン・ハッカソンプロジェクト(通称Hirathon)」は、公共オープンデータや地産地消データを活用し、AIデータサイエンス的アプローチにより新たなビジネスアイデアを競い、高めることにより、社会貢献のための新しい価値を創造できる人材の育成を目的としてます。私たちのチームはHirathonにおいて、枚方市中心部で毎月開催されている大規模手作り市「通称 五六市」の理事会等との協働のもと、五六市での災害対策等を目的とした人数分布データ取得システムの試作と、本システムにより取得したデータを効率的な避難誘導に活かすためのAIシミュレーション方式の提案を行いました。


人生100年時代の社会人基礎力準大賞
拓殖大学 国際学部国際学科

テーマ: 地域に根ざした協力のあり方を模索する~マレーシア国コタキナバル市での活動を通じて~
 本活動の目的は、マレーシア国サバ州コタキナバル市ガヤ島に位置する水上集落のロクウライ村を対象として、住民の環境意識の向上を通じて海洋汚染の拡大を防ぐことを目的としています。ロクウライ村の最も深刻な問題はごみの問題です。村の水辺にはごみが山積しており、人口増加にともなってごみも増加の一途を辿っています。水辺という水辺はごみで埋め尽くされ、「ごみの島」といっても過言ではありません。海はもはや住民のごみ箱となっています。藍澤ゼミの学生たちはこのような状況に対して何かできないかと、ロクウライ村でプロジェクトを始めました。ロクウライ村では学生たちが様々な困難を乗り越えながら、現在も活動が進行中です。


出場チーム

中京大学 総合政策学部(ビジネスコース)

テーマ:人生100年時代のハイウエイ走行に必要なマネジメント力とは
 学部実践科目「社会人基礎力講座」の授業で、経営学理論やマネジメント手法を用いて高速道路SAのフードコート向け新メニュー提案という産学連携地域活性化プロジェクトに取り組み、OJTによる社会人基礎力の向上を図った。皆で市場調査を実施して現状を分析し、製造原価や生産効率性などの制約や課題を明らかにして企業側と解決策を話し合った。チーム提案は企業代表者によって審査され、最優秀チームの提案メニューは試作を経て実際に販売された。相手の主張を尊重しながらも、こちらの考えを論理的に伝えなければ本当に良いものはできないということを実体験し、社会人基礎力プラス変化にも対応可能なマネジメント力が向上した。


岡山商科大学 経済学部 経済学科

テーマ:初めての政策提言
 私たちのゼミでは年度始め時に1年間でどのような活動を行なうかを全員で話し合いました。その結果、日本銀行が主催する「日銀グランプリ」という日本経済に対する政策提言を目的とした大会に参加することを決定しました。日銀グランプリでは専門知識はもちろん、チーム内での協力が必要であったため、当初は小論文を完成させられるか不安がありました。しかし、このような大会に参加することで個々が成長できるという信念を持ち、結果として新たな可能性を切り開くことができました。それぞれのチームでは「電子マネー」、「日本文化輸出」、「大学院就職率」のテーマで政策提言を行いました。


九州共立大学 経済学部 経済経営学科

テーマ:北九州の高齢者を元気にするマニュアル作成への挑戦
 地元北九州市は日本が抱える少子高齢化や人口減少、さらには経済停滞などの多くの共通の問題を有しています。そこで、私たちは北九州市が日本の縮図であると位置付けました。そのような環境で学ぶ私たちは、研究会とワークショップの授業を担当教員の森部先生とギラヴァンツ北九州の下田さんから聞いた話をヒントにSDGsについて考えました。そして「もっと最前線の情報を知ろう!」と参加した高齢者健康教室や指導者向け講座において、自分たちにできそうな地域貢献策や課題を見つけました。それが高齢者向けの運動マニュアルおよび多くの方に知って欲しい転倒予防に関する情報を網羅した啓発本の作成です。