(一社)社会人基礎力協議会
代表理事 長尾素子

 予測不能な「VUCAの時代」と呼ばれる現在、これまでのビジネスモデルや課題解決の枠組み、また人と人の関係性までもが大きく変わろうとしています。さらには、教育のあり方も大胆な変革を余儀なくされています。
 ポストコロナを含めたこれからの時代における「社会で活躍する力」とはどのようなものでしょうか。最新の知識や技術は変化しても、それらを発揮するためには、「社会人基礎力」の3能力「前に踏み出す力」「チームで働く力」「考え抜く力」が必要であることに違いはありません。いえ、予測不能で変化の激しい社会だからこそ、ますますその重要性が大きくなることでしょう。
 本協議会では、時代とともに増す「社会人基礎力」の必要性を強く認識し、その普及と教育、研究に取り組んでまいります。経済産業省から引き継いだ「グランプリ」の運営、普及と教育に関する「研究」、さらには、人生100年時代を見据え、生涯学び続ける「リカレント」の各委員会を3本柱に据え、より一層社会のニーズに応えてまいります。
 本協議会の意義と発展に皆様からのご支援、ご協力を何卒よろしくお願いいたします。