コロナ時代の「リカレント教育と社会人基礎力」

 「おもてなし」で世界に日本の素晴らしさを、ご披露するはずであった、東京2020は、「まず命を守る」自粛の日々となりました。築き上げてきた日常生活は根底から揺り動かされ、「当たり前であることの大切さと同時に、変わっていく当たり前」を、世界の老若男女が、姿の見えない「ウイルス」との共生の中で確認させられています。

 「人生100年時代」は、長寿社会と生涯現役・生涯学習の行動様式の中で、個々人のライフステージでの「リフレクション(振り返りと気づき)」を促し、「リカレント思想」が定着してきました。その上で、コロナ時代は「STAY HOME」「三密(密閉・密集・密接)」「ソーシャルディスタンス」「手洗い・マスク」などの「新・生活習慣」が求められ、「人と人の関係性の変化」と共に、「社会の中での自分(個人)」の在り方と知識・スキル・マインド面での適応性が問われ始めました。

 2020年からの「リカレント教育」は、「何を学ぶのか(学ぶ)」「どの様に学ぶか(統合)」「どう活躍するか(目的)」の3つの視点の領域が広がり深まって来ました。いま「社会人基礎力」は「STAY HOME でのアクション(前に踏み出す力)」と「在宅勤務・テレワーク化でのシンキング(考え抜く力)」と「自粛・三蜜の徹底の中でのチームワーク(仲間と働く力)」が問われ、益々その「意義と面白さ」を感じています。時代の変化が大きいほど、揺るぎない「個人の軸足」を鍛え上げておくことが「リカレント教育」の真髄であると信じて取組みたいと覚悟しております。

リカレント委員会       
委員長  芝原 脩次