社会人基礎力大賞
拓殖大学 商学部経営学科
瀬戸内海に浮かぶ、広島県呉市の三角島活性化を目的とした地方創生活動
ゼミや授業で学んでいるCSV(Creating Shared Value: 共通価値の創造)。この概念を用いて、瀬戸内海に浮かぶ人口25人、平均年齢75歳の離島に本拠地を置く、ナオライ株式会社にCSV事業の提案を行っています。具体的には、三角島に、1階をコミュニケーションスペース、2階を宿泊施設とする、サイクリストと島民の新たな交流拠点の創設を目指しています。現在、国際色豊かなメンバーと共に、現地調査や事業構想の考案を行っており、最終的には、ナオライ株式会社と協力し、この活動で島での雇用の創出や島の魅力の発信を目指します。
準大賞
東北公益文科大学 観光まちづくりコース
学生が多様な地域団体と協働して取り組む「酒田おもてなし隊」の観光を切り口とした地域活性化
人口減少問題に直面する地方において、交流人口の拡大を目指し、観光を切り口とした学生ならではの活動を行っている。2014年にJR東日本が主催した山形DCをきっかけに始まった活動だが、終了後は『自分たちが地域のデスティネーションになる』ことを目指し、観光客に対する駅での送迎・案内や、JR東日本の駅からハイキングイベントを利用して観光周遊コース7本を広域に設定し多言語でガイドを行った。『地域を学び・語り・発信する人材になる』ことを目指す学生の活動は、自治体のみならず、JR東日本、国土交通省、商工会議所や地元企業、自治会、教育機関、郷土史家、ガイドの会といった多様な主体を巻き込んでいる。
準大賞
福岡大学 経済学部ベンチャー起業論
すべて天然素材を使用した今までにない健康志向チョコレートの新商品開発
消費者アンケートやメーカー、販売店の調査から、菓子市場で最も販売されているチョコレートだが、人口甘味料、合成着色料をはじめとする人工的に生産された食品添加物に対する不安を背景に健康志向が高まっている。このため、私たちは安全、安心な素材にこだわったナチュラル性と機能性を兼ね備えた「すべて天然素材を使用した健康志向チョコレートの新商品開発」に取り組んだ。
審査員特別賞
大阪工業大学 工学部機械工学科
アイディア対決NHK学生ロボットコンテストへの挑戦!~新しいチームマネージメントでリベンジ~
大阪工業大学モノラボロボットプロジェクトは、チームで出場するロボット競技団体戦での上位入賞を目指して活動している。特に、毎年課題が変更されるNHK学生ロボコンでは、アイディアや技術力だけではなく、個性豊かなメンバーをまとめるリーダーシップや、スケジュールの立案やタスク管理といったチームマネージメント力が問われている。発表する学生らが1年生のとき、上級生と下級生の行き違いが深刻化し、チームワークが崩壊した状態のまま事前審査で失格となり大会出場すら逃す憂き目に遭った。その失敗をバネに、チームの主力である2年生となった彼らがとった戦略、その後の苦難の道のりを紹介する。
出場チーム
横浜市立大学 国際総合科学部国際総合科学科経営科学系経営学コース
海外で挑む起業体験プログラム〜ぶつかり合う価値観の先に見えた可能性〜
私たちはフィリピン人と組んで擬似的に会社を設立し、現地で出店を行う「起業体験プログラム」に取り組んでいます。
「協働」という大きな課題を抱えた二年目の活動ビジョンは「Filipino and Japanese grow together as we broaden each one’s horizon」です。
途上国のスラム街で暮らす彼らとは、あらゆることへの価値観、さらには活動への想いも異なります。そんな多様性組織で、距離や言語の壁を乗り越え、グローバルビジネスに挑戦しました。活動の中で気付いた”無意識の偏見”にそれぞれが向き合い、多様性を活かした組織づくりに励んだ結果、昨年を超える成果を生み出しました。
皇學館大学 現代日本社会学部
大学生がケーブルテレビとYouTubeで地域の魅力を発信する
私達の取り組みは、大学生が伊勢志摩を中心とした地域の魅力を調べて、テレビ番組に仕上げ、それを地元のケーブルテレビで放送し、さらに、YouTubeにもアップして、世界に発信するというものです。そのために、学内には編集スタジオが設けられ、そこに大学の提携先であるZTVのディレクターを招いて指導を受けています。1本の番組をディレクターと仕上げ、2本の番組にスタッフとして貢献することを基本として、単位が認定されるインターンシップです。平成26年4月から、毎月1本(15分)のドキュメンタリーの放送を開始し、これに加えて、平成27年7月からは、地域を元気にしている人々を紹介する対談番組(9分)の放送も始めました。
同志社大学 商学部商学科
ソーシャルマーケティングで社会を変える! ギネス世界記録挑戦で臓器提供意思表示率向上!!
私たちはビジネスで用いるマーケティングの理論を、社会問題の解決に応用する「ソーシャルマーケティング」を学んでいます。多くの社会問題の中で、私たちは日本の臓器提供意思表示率の低さに着目しました。学術的な理論に基づき人々が持つ意思表示へのイメージを「意思表示=臓器提供」から「意思表示=残された家族へのメッセージ」に変え、意思表示行動を促進しています。
今回、多くの人に意思表示の大切さを知ってもらうため、「世界最多人数での臓器提供の授業」という世界初のギネス記録に挑戦しました。0から企画を創造していく中で、組織内部や実社会との関わりにおいて、様々な困難がありましたがメンバーが一丸となり乗り越えました。
松山大学 経営学部経営学科
松山大学×のうみん株式会社~一人一躍!販促活動と新商品開発までのストーリー~
本プロジェクトは、松山大学が、柑橘類を取扱っている地元企業の「のうみん株式会社」と連携し、社会人基礎力の向上を目的とした産学連携事業です。
主な活動は、新商品の開発と販売促進活動です。
販売促進活動は、地域のイベントに本プロジェクトでこれまでに開発した商品を出展し、まちの活性化や商品の魅力を伝えるために活動しています。
新商品の開発では、2017年2月上旬に開催される、スーパーマーケットトレードショーに新商品のサンプリングを出展し、バイヤーに向けPRを行い、新商品として店頭に並ぶことを目指しております。