令和7年度 高等学校等フレッシュ先生4年次研修にて「社会人基礎力」をテーマとした講義と演習を行いました

2025年5月23日、仙台市教育センターにて「令和7年度 高等学校等フレッシュ先生4年次研修」が開催されました。本研修は、初任者研修の最終年度に位置づけられたもので、対象は仙台市立高等学校等に勤務する4年目の教諭11名。「教員である前に、一社会人として自身の現在地を見つめ、これからの方向性を考える」ことを目的に、社会人基礎力をテーマとした講義と演習が行われました。

「人生100年時代を生き抜く社会人基礎力」について講演
冒頭では、長尾素子代表理事(拓殖大学)が「人生100年時代を生き抜く社会人基礎力」をテーマに講義を行いました。ChatGPTをはじめとした生成AIの進化により、知識の伝達に加えて「人としての力」、すなわち社会人基礎力の必要性がますます高まっているという問題提起から始まり、社会人基礎力の実践的な活用方法についてケーススタディを交えて紹介しました。年齢や立場に関係なく、誰にでも必要不可欠な「社会人基礎力」の意味を改めて認識する機会となりました。

カード型教材「みらいミッション」を使用したグループワーク実施
前田吉広理事(福山大学)による演習では、独自に開発したカード型教材「みらいミッション」を使用したグループワークが展開されました。演習では、実際の教育現場で起こりうるリアルなケースをもとに、社会人基礎力の12要素を切り口に課題を分析し、解決策を多角的に導き出す力を育みました。受講者からは「12の視点で問題を見直すことで、思いもよらない対策が見えた」「自身に足りない能力が何かを自覚するよい機会になった」「実際の学校でも活用したい」との声が多く寄せられ、教材の実用性と研修の実践的意義が高く評価されました。

学生だけでなく教員自身の成長にもつながる学び
この日は特別ゲストとして、6月に開催されたリカレント委員会オンラインセミナーにもご登壇された、宮城大学教授・キャリア・インターンシップセンター長の渋田一夫先生にもご同席いただき、参加者の学びに深みを加えてくださいました。今回の研修を通じて、社会人基礎力は学生や若者だけでなく、教員自身の成長や職場での連携、生徒指導や保護者とのコミュニケーションの質向上にもつながる“生涯にわたり求められる力”であることが改めて確認されました。今後も実践的な研修の提供を通じて、社会人基礎力の意義を広めていくことが期待されます。

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